ラップの上達法

即興ラップをリクエストされた時の対処法(練習法)

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こんにちは。元ラップスクール講師・
ラッパーの剣心、SYです。

会社の飲み会や、友達とのノリで
「ちょっとラップやってみてよ!」
と言われた事はありませんか?
あなたは無くても、ラップが好きという友達や
同僚が無茶ブリをされていたり…。

誰しも1度は目にしたことがある光景ですよね。
もしも、その無茶ブリの矛先があなただったら?断りにくい雰囲気だったら…?

僕は、ラップを始める前に飲み会の席で、皆の前で無理矢理ラップを披露させられました。
とても断りにくい雰囲気だったのです。
その頃は、ただラップの音楽が好きなだけだったのでかなり嫌な気持ちでした。笑

しかし、嫌だなんて言ってられません。
既に拍手コールが鳴っているのです。

戸惑った僕は、結局上手くラップができずにその場の空気を壊してしまいました。
無茶ブリをした先輩を恨むと共に、盛り上がりを期待してくれた皆に申し訳ない気持ちになりました。
正直、悔しかったです。

「どうしてもラップが上手くなりたい」
その一心で僕は、ラップスクールに通い始めました。
講師の方は、HIPHOP界を代表するラッパーのACE(エース)さんと掌幻(ショウゲン)さんでした。
僕は二人から習った事を応用し、
飲み会で急にラップをリクエストされた時の、緊急対処法を編み出しました。

この方法をマスターする事で、飲み会のラップの無茶ブリが全く怖くなくなりました。

それだけでなく、言葉がどんどん頭に降ってくるようになり、即興ラップ(フリースタイル)がかなり上達したのです。

そこで今回は、飲み会などで急にラップをリクエストされた時でも、即興ラップができるようになる練習の3つのステップを紹介したいと思います。

落としの言葉を考える

多くの場合、ラップを知らない人からラップをリクエストされる=「その場を盛り上げてほしい」という事です。
その場に居る人に刺さる「言葉選び」をしなければなりません。
落とすワードが決まっていれば、それに向けて内容の構成ができます。

例えば、
結婚の決まった先輩が居たら
「おめでとう」と伝えたいですよね?
1番伝えたい「おめでとう」という言葉を落としの言葉として考えると、
「奥さんと困難越えてこう
先輩本当におめでとう
で締めるとまとまりがつきます。
例文のように、語尾で韻を踏むとなお、キレイに聴こえます。

普段ラップを練習する際もこの手法はかなり有効です。
落としの言葉の韻を考えることで、内容も定まりやすいからです。
コツとしては、「落としの言葉」を4小節目の最後、もしくは8小説目の最後に持ってくる事を意識してみてください。

言いたい事をハッキリ伝える

いくら韻が沢山踏めても、カッコいいフロウ(歌い方)ができても、言いたい事が伝わらないと盛り上がりません。
むしろ、内容が伝わらないと台無しです。

コツとしては、会場の皆が知っているテーマや、人について「皆が思っている事」をラップにしましょう。

例えば、
いつも話が長いことで有名な上司に、冗談っぽく、

「いつも説教で長話
結局言いたいことが分からない」

と言うと、会場の皆が共感し、盛り上がりやすいと言えます。
真顔で言うと、本当のダメ出しみたくなるので注意が必要です(笑)
冗談の通じる相手を選びましょうね!

ドヤ顔

突然リクエストされると、
緊張して顔がこわばったり、
声が小さくなったり、
韻が全く踏めなかったりしがちです。

声が小さかったりモゴモゴしていると内容が伝わらず、
「自信がないんだな」と、思われてしまいます。
なので、身振り手振りを大きくしてハッキリ発音しましょう。

身振り手振りを大きくすることで、自然と身体でリズムをとることができフロウ(歌い方)が安定します。

堂々とラップをすることで、
「この人は自分のラップに自信があるんだな」
と、カッコ良く見えます。
そして、最後の落としの言葉でドヤ顔」をすればパーフェクトです!

たとえ、韻が踏めなくても
落としの言葉があり、内容が伝わっていれば充分です。
あなたは「リクエストに答えて堂々とラップを披露した」のですから。

まとめ

ここまで紹介してきたように、飲み会でラップを披露する際は「落としの言葉を考える」「言いたい事をハッキリ伝える」「ドヤ顔」の3つが重要となります。

この記事で紹介した手順で練習を積んでいけば、「落としの言葉」を思いつくスピードもどんどん上がり、即興ラップが上達します。

そうなれば、飲み会の急なラップの無茶ブリも怖くなくなり、お題を出されても堂々とラップができるようになるでしょう。

ぜひ、試してみてくださいね。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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