こんにちは。元ラップスクール講師・ラッパーの剣心(ケンシン)、SY(エスワイ)です。
皆さんは、「歌詞」を覚えるのに苦労したことはありますか？
僕がラップを始めた時まさにそうでした、やっと自分の曲が出来てステージに上がれる。
その時、
「歌詞を忘れたらどうしよう…」そればかりが頭をよぎりました。
案の定、初めてのLIVEで歌詞を飛ばし、僕はとても落ち込みました。
それからというものステージ恐怖症のようになってしまった僕に、ラッパーの先輩が歌詞を飛ばさない為の攻略法を教えてくださいました。
その練習法を実践したところ、LIVEで歌詞を飛ばさなくなったばかりか、「ステージに余裕があり、プロとしての自覚が伝わる」と、オファーも劇的に増えていったのです。
そこで今回は特別に、ラップ初心者の皆さんへ歌詞を覚える為の練習法をお教えします。
もくじ
リリックを見ながらのラップ練習
最初に最も効果的なのは歌詞を見ながら練習するという方法です。
当たり前だろ、と言われるかもしれません笑
しかし、最初から歌詞を見ないように暗記のように練習する人がいます。
それで覚えられればいいです。しかしできない人もたくさんいると思います。
自分が最初に歌詞を書いたノートや、歌詞カードを見ながら練習することで視覚的に歌詞を覚えることができるのです。
歌詞を飛ばしそうになって頭が真っ白になった時、その文の文字列や書き方が頭に浮かぶものです。
歌詞を見て歌っては、また目を離して歌ってみる。歌えなかった所はまた見ながら練習する、を繰り返してみてください。
他のアーティストのラップを覚えたい時
次はもし誰かの歌をカバーしたい、とか既存の歌の歌詞を覚えたい場合です。
この場合は、アーティストが歌っている映像を見ることをお勧めします。
今ではコンサート会場に行かなくても、好きなミュージシャンの映像を動画サイトなどでいつでも視聴できます。
歌詞を覚える為には、脳に印象を残すことが大事です。「この歌詞の時、こんな動きをしていたな」と、インパクトが残りますし、口の動きなども頭に残ります。
もちろん、コンサート会場で直接聴いて感動するのが1番です！逆に忘れたくても忘れられないと思いますよ。笑
LIVEの為に自作の歌詞を覚えたい
次は自作の歌詞の場合です。これが本題ですよね。まずお勧めするのが「録音すること」です。利点は2つあります。
まず一つ目。録音すると何回も録り直すから歌詞が自然に身に染み込むのです。
何度も同じ歌詞を歌い直したらそうなりますよね。
次に二つ目です。レコーディングした音声はその後何度も聴きかえすから、覚えが早いです。
曲をレコーディングしたことがあるというあなた。出来上がった曲は自然と何回も聴き込んだりしませんか？
あまり聴きたくないという方もいるかもしれません笑 しかし自分の気にいった録音は自然と繰り返し聴きますし、ここはこうした方が良かったかな、、等、放ったらかしにはしないはずです。
レコーディングの時は歌詞を見ながら録音したのに、1日、2日と経つと歌詞を見ずに口ずさんでいるはずです。
その上でLIVEに臨むと、歌詞の覚え具合が全く違います。
ちなみに、歌詞を覚える目的でレコーディングしたいけど立派な録音機材がない、という方は、携帯の録音機能で充分だと思います。
ラップの歌詞を書いて覚える
次に「書く」ことです。書くことで頭の中に歌詞がよりよく入り込みます。これは特にLIVE当日、不安な本番前に効果的です。
こうすることで「直前に何も見ずに書いたんだから大丈夫」と、心を落ち着かせる効果もあります。
できるだけ準備した、という自信がLIVE成功へのカギです。
まとめ
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
この記事で書いた通り、ただ暗記するだけでなく、目で見たり聴いたり、歌詞をノートに書いたりしましょう。五感全部で感じて、頭に歌詞の印象を沢山残すことが大事です。
そうすればliveで歌詞を飛ばすことはなくなります。
