ラップの上達法

ラップの練習法(周りに誰かいる時)

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こんにちは。
元ラップスクール講師・ラッパーの
剣心(ケンシン)、SY(エスワイ)です。

ラップを始めた方で、
「ラッパーになりたいけど、練習法がわからない」
「新しい即興ラップの練習方法を知りたい」
「他のラッパーより、練習を重ねて即興ラップが上手くなりたい」
と、思ったことはないですか?

僕はあります。

即興ラップを始めて、家の近くでよくサイファー(ラップの練習会)をしていたのですが、
「他の奴よりズバ抜けて上手くなってやる!」
と、毎回思ってました。

他の人より上手くなるには当然、他の人と同じペースで同じ事をやっていてもダメですよね。

しかし、当時の僕は
どのように練習したら他のラッパーより上手くなれるのか全くわからず、他の人と同じ事をするしかなかったのです。

それからというもの、
沢山のラッパーの友達に、練習方法を聞いてまわりました。

スキルアップに繋がる練習もあれば、そうでないものも教わりました。

そのなかで僕は、あることに気付きました。
ラップの練習法は、大きく2つに分かれるということです。
「周りに誰かいる時の練習法」と、
「自分一人の時の練習法」です。

経験上、周りに誰かいる時の練習の方がスキルアップに繋がりました。

せっかく練習しているつもりでも、スキルアップに繋がる練習法でなければ意味がありません。

なので今回は、僕が実際にスキルアップできた
「周りに誰かいる時の練習法」をいくつか紹介したいと思います。

お題を出してもらう

これは有名な練習方法ですね。
その場に居る誰かにラップの練習をしている事を話し、お題を振ってもらうという方法です。

例えば、お題が「ジーパン」だった場合
「ジーパン」で韻を踏んでラップしてもいいですし
自分の履いているジーパンについて
「〇〇のお店で買った」とか、
「店員が無理やり勧めてきた」とか
エピソードをラップにしてもいいのです。

この練習方法のメリットとして、

・その場でお題を出してもらうことで即興でお題に関するワードが頭に浮かぶようになります。

・誰かに聞いてもらうことで、
「聞かせるラップ」を意識するようになります。

・人前で堂々とラップをする度胸がつきます。

因みに、「ラップの練習中の身」である事を強調することでハードルが下がりますので、ご安心を。(笑)
僕みたいな緊張しぃな方でも、繰り返すことで度胸がつきます。笑

何気ない会話に韻を仕込む

これはシンプルですが、かなりオススメな練習法です。

(例)

友達「先週、私誕生日だったんだよね!」
僕「何曜日だったん?おめでとう!缶コーヒーでも買ってあげようか?笑」

といった具合です。

ポイントとしては、
いかに自然な会話に韻を仕込めるか。を意識してください。
この練習法のメリットは、
韻の引き出しが増える
・会話の内容に沿って韻を散りばめることで、韻と韻が頭の中で繋がる。

例文で言うところの、
「誕生日」、「何曜日」、
「缶コーヒー」というワードが鎖で繋がるイメージです。
これによって、サイファー等をする時にこの中の単語をどれか1つでも言われると、芋づる式に他のワードも頭に浮かんでくるようになるのです。
しかも、そもそも会話に沿ったワードですので、即興ラップにも取り入れやすいのが特長です。

聖徳太子ラップ

この練習法は、ラッパーのR-指定(あーるしてい)さんがライブで実践している事で有名になりましたね。
お題を出してもらうという練習法の、いわば高難易度版です。

誰かに数個のお題を出してもらい、そのお題を全て使って即興でラップをするというものです。

お題の個数が増えれば増えるほど、難易度が上がります。記憶するワードの個数が増えるからです。

最初は、3個くらいのお題から始めるといいでしょう。はじめはラップをしているうちに、
「お題」を忘れてしまうと思います。しかし、繰り返しているうちに記憶力が上がってきます。
ラップをしつつ、この先の展開や流れを考える事ができるようになります。
つまり、「ラップをしながら考える脳」になってくるのです。
特にMCバトルの練習をしたい方にはとっておきの練習法と言えます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回紹介した練習法で
繰り返し練習すればするほど、
あなたの「ラップ脳」が活性化されていくでしょう。

僕は、MCバトルの大会で毎回1回戦負けだった頃、この練習法を繰り返し実践しました。
そのおかけで、強者達が集まる公式大会、渋谷サイファーMCbattle(32人エントリー)において、準優勝することができました。
それだけでなく、ラップのラジオ番組から出演オファーが来るなど、確実に力をつけることができました。

あなたも、
この練習法を何度も実践することで、ラップの飛躍的なスキルアップにつながるでしょう。
そうして結果を残していけば、「有名ラッパー」として全国に名前を轟かせる事も夢ではありません。

ぜひ、「他の誰にも負けたくない!」と思っている方はこの練習方法を実践してみてくださいね。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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