ラップの上達法

ラップの練習法(自分1人の時)

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こんにちは。
元ラップスクール講師・ラッパーの
剣心(ケンシン)、SY(エスワイ)です。

最近ラップを始めた方で、
「ラッパーになりたいけどどうやって練習したらいいの?」
「ラッパーの友達いないんだけどどうやったら練習できるの?」
など、疑問に思ったことはありませんか?

僕はラップを始めた当時、即興ラップで絶対に負けたくないライバルが居ました。
普段はその人にやられっぱなしだったのですが、
この練習方法を使って実践したところ、飛躍的にスキルが上がり、
公式のMCバトル大会でそのライバルに勝つことができました。

それどころか、
自分の得意なワード、不得意なワードがわかるようになったのです!

なので、今回はラップを始めた方に向けて
ラップの練習方法を紹介したいと思います。

ラップの練習方法は大きく二種類に分かれます。
「自分1人の時の練習方法」と、
「周りに誰かいる時の練習方法」です。

今回は、「自分1人の時の練習方法」についてご紹介していこうと思います。

目に入る全ての文字で韻を踏む

この練習方法は、かなり有名ですね。
目に入る看板や広告の文字で韻を踏んでいく事によってライミングスキルを高める方法です。

しかし、この練習方法は
既に即興で沢山の韻が思いつくレベル」に達していないとなかなか難しいと思います。
そこで、ラップを始めたての方には実際に僕がやっていた次の方法をお勧めします。

ニュース番組を「消音」にしてラップする

ニュース番組というのは、今話題となっているトピックや、時事ネタ等を多く扱っています。
そのニュースに関連する大切なワードが、テロップとしてテレビに表示されますよね。
あれを利用したラップの練習法です。

まずは具体的にやり方を説明します。
テレビの音量を「消音」にし、スマホなどでビートをかけます。
そしてニュースのテロップに表示される文字についてラップをします。
その文字に対して韻を踏んでも、話を広げていってもOKです。
これを繰り返します。

この練習方法のメリットをご紹介します。

旬なワードを拾える

MCバトルやフリースタイルなどでは特に、
「話題のワード」が扱われやすいです。
ニュース番組を使うことで時事ネタにもついていくことができます。

自分の得意ジャンルがわかること。

消音でラップをしていると、そのトピックについて自分の持っている自分の意見と知識の深さがわかります。
例えば、
「原発」「サッカー」 について。
あなたはどちらのトピックのほうがより長くラップできますか?

……ということです。
サッカーをやっていた人やスポーツ好きにとっては、サッカーのほうがやりやすいでしょうし、
原発について考えたことがある人は原発のテーマのほうが、自分の意見を交えてラップできますね。

つまり、
自分に知識や経験があるジャンル(得意ジャンル)の見極めができるということです。

ニュース番組を見てラップしつつ、自分の知らないワードやが出たら
音量を上げてニュースを聞くことでそのワードについて理解を深めることができます。

「単語」を溜めておく。

これはお題ラップと似た練習方法です。
しかし1人で練習する場合、お題を出してくれる人が居ません。
なので、お題を溜めておくという方法です。

僕がやっていた事を例として紹介します。
友達に会う前に小さい紙を5枚用意します。
(※ここで言う友達はラップとは関係ない友達でOKです。)
友達に会った時、
「ラップの練習に使いたいから、あなたが好きな物、興味がある事を単語で5つ書いて!」
とお願いします。
書いてもらったら、四つ織りにしてもらい、自分は見ずに持ち帰ります。
帰りついたらそれをコンビニのビニール袋に入れて混ぜます。
これを繰り返して、ビニール袋に30枚くらいたまったらその紙を開きながら
「お題」としてラップの練習に使っていました。

この方法を教えると、よく間違ったやり方をしていまう人がいます。
自分で「単語」を書いてしまっては、
既に自分の頭にあるお題や得意ジャンルに偏りがちになってしまいます。
なので、お題となる「単語」は他人に書いてもらいましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回紹介した「ニュース番組を消音にしてラップする」「単語を溜めておく」方法は、僕自身とても効果がありました。

あなたもこの方法で練習を重ねることで、
言葉の引き出しが多くなり、実践で大きな武器となるでしょう。
ぜひ、試してみてくださいね!

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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