ラップの上達法

ラップが格段に上手くなる!?腹式呼吸の使い方(基礎編)

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こんにちは。元ラップスクール講師・ラッパーの剣心(ケンシン)、SY(エスワイ)です。

ラップや歌を始めると、「腹式呼吸」という言葉をよく聞きませんか?

僕がラップを始めた時、「ラップするなら腹式呼吸にした方が良いよ」とアドバイスをもらいましたが、やり方が分かりませんでした。

しかし、実際に腹式呼吸を実践しているラッパーに教えてもらううちに、意味や使い方を覚えることができました。
たくさんのラッパーが出演するライブの時、「しっかり腹式呼吸で声を出せているのがあなただけで、素晴らしかった」と言って頂けたりしました。

そこで今回は、初心者の皆さんの為にラップ、歌唱における腹式呼吸の基本的な意味ややり方をご紹介しようと思います。

ラップ上達のために、なぜ呼吸法なのか

手のひらを口の前に当てて、何か喋ってみてください。

口から空気が出ていますよね。
つまり発声をすること=息を吐くことと言っても過言ではないのです。

特に言葉数を多く発するラップという歌唱法において、かなり重要と言えます。

腹式呼吸がラップに不可欠なワケ

ラップ、歌を歌うときに最も適した呼吸法が、「腹式呼吸」です。

なぜかというと、腹式呼吸は、より多くの空気を吸うことができるからです。

先ほども言ったように、声を出すという事は息を吐くのとほぼイコールです。その息をコントロールする時、たくさん吸えた方がいいに決まってますよね。

腹式呼吸を身につけるために、まずは自分が今している呼吸の仕方を知り、間違っていたら直しましょう。

鏡の前に立ってみてください。
まずは息を思いっきり吸ってみましょう。その時、あなたの肩や胸が上に持ち上がり、お腹はへこんでいませんか?
そうなっていたら、それは歌う時には適さない呼吸法、「胸式呼吸」です。

逆に、腹式呼吸は息を吸っても肩は上がりませんし、お腹は膨らみます。

イメージ的には、おへその下に大きな風船があり、空気がそこに入ってお腹が前に膨らむ感覚です。

これにより、ラップ中息が続かなくて、上手く歌えなかった。そんな悩みも解消出来るのです。

腹式呼吸を身につける為のエクササイズ

では実際に腹式呼吸を身につけるためのエクササイズをしましょう。

まず、立って腰の少し上の横腹を押さえてください。

そして横腹に「ぐっ」力を入れてみましょう。押さえていた手が横腹の筋肉に押し返される感覚です。それに合わせて、下腹にも力が入るのがわかるはずです。

これを20回やってみましょう。

次に、その横腹に力を入れるのに合わせて「ハッハッ」と息を吐いてみてください。これも20回。

息を吐くときに実際「ハッ」と声を出すのもいいでしょう。

そうしたら今度は口を「う」の形にして、フーと息を吐き切ってみましょう。10秒かけてゆっくりと。

全部吐ききってそのまま息を止めてお腹を触ってください。横腹の筋肉が張って、下腹に力が入りへこんでいれば、腹式呼吸で正しく息を吐いた時のお腹のサインです。

最後にそのへこんだおヘソの下にゆっくりと空気を落とし、下腹の風船を膨らます気持ちでゆっくりと息を吸い込んでください。もちろん肩は力を抜いて上げずにです。

体全体に息が行き渡り、リラックスできませんか?いつもより空気をたくさん吸えている証拠です。

また、息を吐き切った後空気を体内に入れる時、吸うということを意識せずとも自然と口からお腹に空気が入っきたはずです。

吸うだけでなく「吐く」行為がいかに重要かということです。

吐く息をコントロールできないと、次に息継ぎをする所まで息が持たなくなり、ラップを途切らせてしまいます。

ラップの聴き心地を良くする為にも腹式呼吸のトレーニングをしてもらいたいのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。まずは歌に適さない呼吸法をしてないか確認し、間違っていたら正しい呼吸法を体感することから始めてください。

呼吸は、毎秒絶えずしているものです。一度正しい方法が分かって意識するようになれば、みるみる腹式呼吸をする癖が付いてきます。

完璧に習得した時、あなたはまるで自分のお腹に大きな風船ができたように感じ、ラップをする時や歌う時に、とても心強いと思います。

是非、実践してみてください。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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