ラップの上達法

ラップバトルの勝率アップ!!サンプリングの上手い使い方

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こんにちは!元ラップスクール講師・ラッパーの剣心(ケンシン)、SY(エスワイ)です。

ラップを始めると、「サンプリング」という言葉をよく聞きませんか?

僕がラップを始めた時、MCバトルの現場で「サンプリング」という言葉をよく聞きましたが、全く意味が分かりませんでした。

しかし、ラップ仲間と実際にバトル練習をしていくうちに、意味や使い方を覚えることができました。

MCバトルの時、サンプリングをしたおかげでお客さんを盛り上げることができ、勝率も上げることができたのです。

そこで今回は、初心者の皆さんの為にラップバトルにおけるサンプリングの使い方のコツご紹介しようと思います。

サンプリングとは

HIPHOPにおけるサンプリングとは、主に作曲や作詞をする際に用いられる手法です。

作曲においては、既存の曲の一部分を抜き取り、加工したりして全く新しい曲にしてしまうという作曲法です。

作詞においては、ラッパーが既に発表された歌詞の一部分を抜き出して、自分の歌詞に使ったりすることを言います。又は、バトルの時即興でなにかのフレーズを抜き出して使うことです。

今回はラップのサンプリングなので、後者の方のコツをバトルの観点からご紹介していきます。

流れてる曲から


まず、ラップバトルをするにあたってバックから流れるビートがありますよね。

そのバトルビートからサンプリングする、というテクニックがあります。

有名な曲が使われることが多いので、その曲を知っていれば曲名やバースの中から言葉をサンプリングすることができます。

パンチライン(決めゼリフ)をサンプリングする。

バトルで観客を盛り上げたい時、「パンチライン」をサンプリングするのが効果的です。

日本語ラップの定番曲であり、バトルビートとしてもよく使われる、ZEEBRA(ジブラ)の「street dreams(ストリート ドリームス)」を例に見てみましょう。

例えば、この曲には『俺がナンバーワンhiphopドリーム 不可能を可能にした日本人』という名フレーズがあります。

この部分をサンプリングしてみると…

例:俺がナンバーワンhiphopドリーム 不可能を可能にした一般人

という感じになります。

そのまま元の歌詞をラップしても充分盛り上がると思います。

しかし、「日本人」を「一般人」に変えることで、お客さんはあなたにさらに親近感を覚え、応援してくれるかもしれません。

韻は踏んでいませんが、熱さと、即興性は伝わります。

何よりパンチラインのサンプリングは色々な層のお客さんにとって分かりやすく、盛り上がりやすい

耳の肥えた観客からは「こいつちゃんと音源もチェックしてんじゃん」と評価もアップします(笑)

相手の曲から


対戦相手の曲のパンチラインをサンプリングするというテクニックもあります。

ちょっと面白おかしくアレンジして茶化すのも、相手にとっては大ダメージになります。

例えばロケット逆上がりの「パリピ苦手」のサビの歌詞をサンプリングして僕達をディス(悪口をいう)する場合、

「お前はパリピ苦手 パリピ苦手 でも会場みんなお前が苦手」

という感じです。

元の歌詞は「パリピ苦手 パリピ苦手 嫌いじゃないけどパリピ苦手」という歌詞です。

ここでポイントは、なるべくオリジナルそっくりに歌うことです。ビートが違うと難しいと思いますが、無理ならビートを無視して、思いっきり馬鹿にしてモノマネしてやりましょう。(ビートに乗せて言えたら最高です)

もし僕が言われたらしばらく立ち直れないと思います。笑

話題のニュース・流行り言葉から


そのバトル当時みんなが知っているニュースや流行語からサンプリングするのもいいと思います。
例えば、流行ったドラマのセリフでもいいかもしれませんね。ただ、あくまでバトルの内容や、話の流れに合わせた言葉を選択するのがポイントです。

これは即興性も高く評価され、ポイントが高いです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。この記事でお話しした通り、ラップのフレーズだけでなく、誰もが知る流行りのセリフだったり、自分の今の状況にピッタリ当てはまるフレーズをサンプリングしてみてください。

バトルを見ている人も声を上げてくれるに違いありません。

勝率も上がっていくでしょう。是非お試しください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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