ラップの上達法

パターン別に解説!ラップの歌詞の書き方

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こんにちは。元ラップスクール講師、
ラッパーの剣心(ケンシン)、SY(エスワイ)です。

歌詞(リリック)を書くとき、
あなたはどのように書いていますか?

僕がラッパーを志して初めて歌詞を書いた時、
言いたいことがまとまらなかったり、
同じ言葉を何度も使ってしまったりして
何日も納得いく歌詞が作れませんでした。

しかしラップスクールの講義で
歌詞を書くコツを教わったり、
様々な「パターン」を教わりました。

そのおかげで、前よりも歌詞が頭に浮かぶようになり、
スピードも上がりました。

一言に「ラッパー」と言えど、
歌詞の書き方は人によって違います。

書き方のパターンを知るだけでも、
歌詞を書く為の大きなヒントになるはずです。

ぜひご覧ください。

書きながらライム(韻)を探す

多くのラッパーがやっている、
この書き方から説明していきます。

例として、
これから「夢」をテーマにした楽曲の歌詞を書くとします。

まずは、「歌詞に入れたい言葉」をいくつかイメージします。
(※この時、韻は完全無視します。)

この場合、
・ノンフィクション
・白昼夢
の2つに決めたとします。

次に、
このワードで韻を踏んで
歌詞に使えそうなものがあればそれを書いておきます。
こんちくしょう、効率を、ヤクブーツ、座るブース、描くルール など。

内容に沿った、いい韻が思い浮かべばそのワードを採用します。

 

浮かばない場合、
決めたワードに関連する言葉を考えましょう。
いわば連想ゲームのような感じです。
比喩表現を使うと見つけやすいですよ。

「ノンフィクション まるでドラマのよう」
といった感じです。

次は「ドラマのよう」のところで韻を踏むか、
言いたいことや伝えたいことがあれば
細かく韻を散りばめてリズムを取りやすくしたり、
伝えたい言葉を小節の最後に持ってくるのがよいでしょう。

まず韻を踏むパターンだと
「ノンフィクション まるでドラマのよ
幾つになっても 音でおままごと
…といった具合です。

言いたいことパターンだと、
「ノンフィクション まるでドラマのよう
おれの人生 もちろんは不
といった具合です。

 

韻にとらわれ過ぎて、歌詞が書けなくなると本末転倒ですよね。
そういう人、意外と多いんです。

それを防ぐ為には、この書き方はオススメです。
先に歌詞に入れたい言葉を決めてしまう。という手法だからです。

実感としては、
フリースタイルをしている時と近い脳ミソを使っている感じです。

先にライムを書き出す

(例)
失恋についての歌詞にしようとしている場合。
歌詞を盛り込む「キーワード」をいくつか考えます。
ここでは例として1つ出します。

キーワード「会いたい」の場合。
キーワードで韻を踏める言葉をひたすら書き出していきます。

毎回、曖昧、大体、相対、災害、
体内、徘徊、界隈、開催、泣いたり、
泣き出し、始まり、間違い、焼き増し、
薪割り、旅立ち、…などです。

 

続いてこの、出したワードをヒントにして、歌詞を書いていきます。

毎回思い出す駅の界隈
もう一度会いたい 無意識に徘徊

…という感じです。

ちなみにこの書き方は、
有名ラップグループS7ICK CHICKs(スリックチックス)の、
CASPER(キャスパー)さんが実際にやっているそうです。

フロー先行型

この書き方は、聴き心地重視な書き方と言っていいと思います。

ビートに対しての歌いかた、メロディラインを
先に決めてからそれにハマるように歌詞を書いていく手法です。

シンガーさんの多くは、
この書き方で書いていると思います。

ふと自分のなかにメロディが降ってきてたとき、
それをスマホのアプリ等で録音し、保存しておくと良いでしょう。
歌詞づくりのヒントになるはずです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は3つの歌詞の書き方パターンを紹介しました。
しかし、パターンはもちろんこれだけではなく
「自分に合った、独自の歌詞の作り方がある」
というアーティストさんも居ます。

ぜひあなたも色々試してみて、
自分が一番しっくりくる手法を探してみてください。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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