ラップの上達法

早口ラップの完全マスター上達法!

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こんにちは。
元ラップスクール講師・ラッパーの剣心(ケンシン)、SY(エスワイ)です。

ラップを始めると、「早口ラップ」に憧れますよね?
僕がラップ始めた時も、早口ラップを披露して場を盛り上げているラッパーを見て、カッコいいなと思っていました。それと同時に、「あんなのできないよ…」とネガティブな気持ちになってしまっていました。

しかし、今回紹介する練習法を試したところ、カラオケで早口のラップを歌うと「上手い」と言われたり、更には自作の早口ラップを作ってお客さんの前で見てもらうまでになりました。
そこで今回は、ラップ初心者の方が早口ラップをできるようになる練習法をご紹介します。

似ているけど違う、早口言葉と早口ラップ

まず、早口ラップと聞いて苦手意識を感じる方は少なくないと思います。「そもそも、早口言葉が苦手だし…」そう言って諦めていませんか?
安心してください。早口言葉と高速ラップは別物です。早口言葉とは、言いにくいようにあえて言葉の並びを難しくしているものなので、上手く言えなくて当たり前です。
まずはあなたの「早口」に対する苦手意識を失くしましょう。

曲の見せ場となる早口ラップ

早口ラップを上手にこなすと、聴き手に「ラップが上手い」と思わせることができます。これがメリットです。 聴き手の耳を引きつける、非常に効果的なアクセントになります。
例えて言うならギタリストの早弾きのようなものです。ギターを全く弾かない人から見ても、「あれだけ早く指を動かして、すごい!」となりますよね。

早口ラップノート

早口ラップのマスターのために、「早口ラップノート」作成をお勧めします。どんな早口の曲でも、一曲丸ごと早口、という曲は実はそんなにありません。
なので、自分の歌いづらい早口部分を集中的に練習するために、その部分だけをメモするノートがあると便利です。
上手く歌えない早口部分を重点的に練習すると全体のラップの完成度も均等に高まります。むしろ早口部分が曲の中で自信のあるパートに変わるはずです。

早口ラップ練習法

真似をする

実際に誰かの早口ラップをコピーする時、その人の真似をするのが近道です。ただし、動画を見て練習することをお勧めします。
その理由は2つ。
①早口ラップの時の動きを見れる。
②息継ぎのタイミングが分かりやすい。
です。
まず①のメリットです。実はほとんどのラッパーには、早口になる時にその人独特の動きや癖があります。リズムに合わせて手首を小刻みに動かす人、手の平をお客さんにみせてバイバイするように振る人…etcその癖を盗みながら練習すると、すぐ上手く歌えるようになります。なぜなら、そのラップを考えた人の動きを真似することは、そのラップをする時に適した動きをしていることになるからです。

次に2つ目、息継ぎのタイミングです。早口ラップはすなわち、小節の中にいつもより言葉を詰め込む訳ですから、息が早く切れ易い。加えて、変なタイミングで息継ぎをしているとせっかくの見せ場で流れを切ってしまう。これが原因で早口が上手くいかない人が多いのです。そうならないために正しいタイミングで正しい量の息を吸わなければいけません。息継ぎしている時の様子を目や耳で分かりやすく感じることができるから、動画で見るのが良いのです。

速度を変えてみる

早口ラップは舌が回らない、といってつまずく方も多いと思います。そんな時は、まず思い切って速度をガクンと落としましょう。
いつもの半分くらい遅いスピードで歌ってみてください。
舌が回りやすくなりますよね?一語一語丁寧に発音するのを心がけてください。
次に、だいぶ舌が回るようになったら今度は通常の倍以上の速さで歌ってみてください。まるでどれだけ早く言えるか競うかのように、どんどん早くしてください。しばらく意識的に速度を上げて練習してから、通常の速さに戻してください。
すごくゆっくりに感じるはずです。自分の中で体感速度を下げると普通に歌った時、大して早くないな、という気持ちになります。

上手く聴かせるコツ

「この人の早口は上手いな」そう思わせるコツは、なるべくビートに対してピッタリラップを乗せることです。特によく聞こえるスネアドラムの音を意識するとやりやすいと思います。
通常のラップにも言えることですが、早口ラップはその速さゆえにビートに対して先に走ってしまうと、とてもズレが目立ちます。また、ビートに対して遅れた場合には聴き手にわかりやすくかっこよさが伝わらないのです。(ゆっくりしたラップの場合、わざと遅らせてかっこよくなる場合もあります。)
なのでよくビートを聴きながら、なるべくドラムにピッタリ乗せるよう意識して練習してみてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。この記事でお話しした通り、まずは色々なラッパーの早口部分を集中的に、動きなども含めて研究してみてください。段々、自分の得意なタイプの早口ラップがわかるようになります。
この練習を続ければカラオケで高速ラップを披露して褒めてもらえたり、自分のラップにもバリエーションが増えるでしょう。是非お試しください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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